ヤジ排除裁判で証人尋問が行われます
いよいよヤジ排除裁判(第一審)もクライマックスに突入。
- 前回の期日報告→立証責任は道警にあり! (ヤジ排除国賠第10回期日報告)
9月9日、10日には、実際にヤジ排除を行った警察官に対する証人尋問と、当事者・目撃者に対する尋問が行われます。
尋問というのは弁護士や裁判官が、現場の状況などについてあれこれと質問するという、ドラマでよく見るアレです。
今回は二日間とも午前・午後を使ったハードなスケジュールになりますが、内容的には充実したものになると思います。
緊急事態宣言ど真ん中ですが、傍聴希望の方は上記画像の時間までに札幌地裁にお越しの上、傍聴抽選券をゲットしてください(締め切りを過ぎると抽選券すらもらえず、もちろん傍聴もできません)
また、報告集会は裁判が終わり次第、大通公園11丁目にて実施予定(時間は16-17時頃開始予定)。こちらは誰でも参加可能です!
出廷する証人・当事者について
出廷する証人について紹介します。
9月9日① 角田武士(稚内警察署)
警備・公安畑を17年も渡り歩いた、生粋の公安警察。ヤジ排除事件当時は北海道警察本部警備部公安第三課(新左翼セクト担当部署)に所属し、警護員として出動していた。
札幌駅までの大杉に対するヤジ排除や妨害に関与。
9月9日② 大場翔平(厚別警察署)
警備部門の経歴は5年。公安第三課(新左翼セクト担当)の公安警察で、この日は警護員として参加。
三越前で「アベやめろ、バカ野郎!」と声を上げた大杉を真っ先に拘束。強制排除に動いた。
9月9日③ 樋口智子(道警本部警備部外事課)
警備部門での勤務は16年に渡る、生粋の公安警察。
札幌駅前での桃井排除に最初から関わり、その後1時間以上に渡るつきまといを実行した人物。
つきまといを実行する際に「飲み物買ってあげるから静かにして。ジンジャエールですか、ウーロン茶ですか」などのふざけた言動を発したことで知られている。
9月10日① 証人T(桐島さと子)
札幌駅前、札幌三越前で大杉と行動をともにしていた。
排除の様子や警察官と大杉のやり取りを動画に収めており(上に載せた大杉動画も同様)、その動画のかなりの部分はHBC「ヤジと民主主義」でも放送された。
9月10日② 証人N
桃井の排除現場を偶然目撃していた人物。
9月10日③ 原告1(大杉雅栄)
札幌駅前、三越前で警察官によって排除された。
9月10日④ 原告2(桃井希生)
札幌駅前で警察官に排除された後、一時間以上に渡ってつきまといを受けた。
陳述書
今回、裁判に出廷する人物については、全員が事件現場の様子を記録した「陳述書」を裁判所に提出しています。これに目を通したほうが、裁判所でのやり取りもスムーズに理解できると思われるので、ここで公開いたします。ぜひ事前に目を通した上で、裁判所にお越しください。